●「海キャンプ」 オープニング
猛暑が毎日続き、扇風機を回していてもムシムシとして思わず叫びたく
なる様な日が毎日のように続いている。
「ボクの友達に、空君と陸君という双子の友達がいるんだ・・・・」
突然口を開き、話をしだした狐族の銀(きつねぞくのぎん)は話を続ける。
「お父さんが事故で亡くなってからお母さんが一人で育ててきたんだ。
毎日忙しく働いていて、中々旅行に連れて行ってあげられないらしいんだ」
銀の言葉を要約すると、2人も一緒に海キャンプに連れて行ってあげて欲しいという。
赤ん坊の頃に海を訪れた事はあるのだが、物心がついてからは海にすら
行っておらず、二人はテレビで見る海の景色しかしらない。
「もし良かったら2人のお父さん、お母さん代わりとして2人を海に連れて行ってあげてくれないかな??」
最後に銀は言葉を付け加えた。
「実は、海キャンプの日は2人の誕生日なんだよ!」
●ライターより
こんにちは、葵桜です。
双子は以前に違う依頼で、依頼者の母親が双子の面倒を1日見てもらえるように
頼まれた子なのですが、関連性はまったくないので気にしなくてかまいません
(設定のみです)。
ちなみに2人は正真正銘の人間です。ここでは高校生ですが、精神年齢は
5歳児なのでお気をつけ下さい。
最後には2人の日記も覗けちゃいます。
【備考(人物と海)】
「高坂 陸《たかざと・りく》について」
双子の兄。しっかり者で聞き分けがよいが、あまり人に関して興味がなく
心を開きにくいタイプ。読書が好き。髪の毛は地毛で栗色。
食べ物の好き嫌いなし。
現実世界では5歳。
※ほっておいたら、木の下で読書を一人でするタイプ。
「高坂 空《たかざと・そら》について」
双子の弟。運動が大好きで走り回ったりするのが好きな活発的なタイプ。
その為、見ていないと忽然といなくなることが・・・・。
髪の毛の色は金髪。お目目パチリです。ピーマンが苦手。
現実世界では5歳。
※元気に遊びまわるあまり、怪我をしやすい方。
「両親」
父親は事故で亡くなった。母親(美空《みそら》)が女で一つで育てている、
シングルマザー。
その為、あまりお出かけや一緒に居てあげられる時間が中々取れない。
「海について(参考にしてください)」
@ここには洞窟に伝説があります。
海の近くの洞窟の奥に祠があるらしいのですが、祠には小さな猫鈴があるらしいです。
その鈴に触れると、ささやかな願い事が叶うそうです。
ただ、猫鈴を見たものは老人達の中でも、極少数の青春時代の話らしいです。
鈴猫を見たものが最奥まで行くと洞窟では咲かないはずの神秘的な樹があるとか。
もちろん、「神秘的」の意味を知るものは少なく、実際に見たものだけが意味を知る。
A海は透けていて、お魚も泳いでいます。クルーザーを出してもらえるので、
潜って魚やイルカ(人間に懐きます)、海の自然を楽しむのもいいと思います。
餌やりもできるとか。
「食事」
食事は出ないので皆で自炊になります。頑張って作りましょう。
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